食養学入門 12 1-10

 

 

5.生命を含む自然とはなにか

 

1図中心型、2図サークル型、3図伝達命令型、4図オールチャンネル型と書いてありますね。

 

これは実際にアメリカの経営研究所でなされた実験です。

 

5人の人がいる。

 

1図はボスが一人いて、このボスが他の4人に対して仕事の指示を与える。

 

そして、あるプロジェクトを実行させていく。

 

2図はボスはいなくて、仕事は全体としてこういうことをやりますということだけを伝えておいて、隣の人とだけ連絡が取れる。

 

隣の隣の人とは連絡は取れない。

 

どこかで誰かが仕事をしているなという感じです。

 

これでプロジェクトを組ませてやるわけです。

 

3図は全体を掴んでいる人がいて、それを伝達して、それぞれ分業でプロジェクトを進めていく。

 

4図は相互にみんな何をやっているか分かる状態。全員と相談ができます。

 

これで同じ仕事を進ませていった時に、どの組織形態が早く仕事ができたかというお話です。

 

どれが一番早かったと思いますか?

 

オールチャンネル型?

 

実は、これが一番遅かったのです。

 

一番早かったのは、1図だったのです。

 

ボスがいて、パッパッと指示を出して仕事をする方式です。

 

二番目は3図の伝達命令型、三番はサークル型、最後がオールチャンネル型だったというわけです。

 

これはなかなか面白い実験ですね。

 

 

この実験が終わってから、各々がレポートを書いたそうです。

 

そうすると、一番仕事に満足だったというのが、4図のオールチャンネル型だったそうです。

 

1図、3図の中心型・伝達命令型が一番不満が残っていたそうです。

 

仕事は早かったけれども、皆不満が残っていて、仕事をした気がしないと言っているのです。

 

仕事をした気にがしているのはボスだけです。

 

 

これは効率主義というものと、自然界のシステムの違いということなのです。

 

自然界にボスはいますか?

 

ボスはいないですよね。

 

昆虫もいれば、鳥もいれば、魚もいれば、森もあれば、川もあれば、様々な気候、全ての環境、そして全ての生き物。

 

彼らの中には「ああしろ、こうしろ」というボスはいないのです。

 

いると考えるのは◯◯教などの教えです。

 

自然界は、神様が1図の中心型のように指示を出しているわけではないのです。

 

自然界というのは、あらゆる存在がすべての存在と微妙な相談をしながら、ゆったりと進行しているのです。

 

この自然界のシステムに効率主義・能率主義を一生懸命はめ込もうとしている。

 

それが現代の思想というわけです。

 

(つづく)

 

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

 

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