食養学入門 16 1-14

 

7.穀物と豆の深い関係

 

では、我々が抱えている何らかの不安をどうやって解決するのかと言うと、食料自給率(国産品)を100%に持っていく必要があるということです。

 

中でも「米」と「豆」です。

 

これもまた後ほど、食養の話の中に出てきますが、人というのは穀物と豆がないとダメなのです。

 

逆に言えば、この二つがあれば生きていけます。

 

ということは、どちらかを失ったら、少数民族になるか、絶滅するかということになってしまいます。

 

両方とも失ってしまった場合は絶滅します。

 

この例は、世界の民族にたくさんあります。

 

少数民族は、米か豆、どちらかを失っているのです。

 

 

例えば、日本ではアイヌ民族です。

 

アイヌ民族は穀物食です。もともと本土に住んでいましたから。

 

暖かいところに住んでいて、だんだん追われていき寒い所に移動していったのです。

 

だから元々は米食の民族なのです。

 

米が食べたくて仕方がないのに、寒いところで米がなくなってしまったのです。

 

何日分かの労働で得たテンの皮とか、鮭などをたった僅かな米と、当時の松前藩を相手にほぼ奴隷状態の貿易をしていたのです。

 

つまり、そこまでして米食民族は米を食べたかった。

 

日本人でも海外旅行に長く行くと、たまらなく米が食べたくなると言いますが、米食民族の宿命なのです。

 

どうしても食べたい米を得るために、奴隷状態に甘んじていた結果、少数民族になってしまった。

 

 

日本はまだ米は99%自給しています。

 

でも、これもやがて怪しくなることは目に見えています。

 

完全自由化されて安いお米が輸入されると水田は10年で壊滅します。

 

また、見かけは99%で足りているように見えますが、これは私たち日本人がご飯を食べなくなったからです。

 

40年前のようにみんながお米を食べ始めたら、おそらく自給率は半分の50%でしょう。

 

豆はどうか。

 

自給率は4%なのです。

 

ということは、既に一方を失っていますから、片肺飛行になっています。

 

これはもう、民族にとって危機になっているのです。

 

全て輸入に頼っているわけですから。

 

 

どうして穀物と豆が必要かというと、これはアミノ酸の構成です。

 

必須アミノ酸というのは、体の中では作れないのです。

 

これは食べ物として補給しないと仕方ない。

 

取り入れないといけないのです。

 

(つづく)

 

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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