食養学入門 23 2-5

 

ともかくこの必須アミノ酸、8種類のうちのリジンがなくなると、アミノ酸でもってタンパク質が作られますから、一つでも材料が欠けると、タンパク質が作れなくなるのです。

 

動物の生命はタンパク質ですから、これがうまく動かなくなってしまうのです。

 

例えば酵素という、生命現象にとってはなくてはならないものがありますが、この酵素もタンパク質から作られているのです。

 

ですから、アミノ酸の一種類でも不足すると、ある種の酵素が作れなくなったり、成長がストップしたりするのです。

 

同時に肝臓にタンパク質の材料であるすべてのアミノ酸が届くことが重要です。

 

建築現場にブロックだけ届いてセメントが来なければ作業は停止してしまうことと同じです。

 

そうすると、体の代謝はある部分がダウンしてくる。

 

これがいろんな病気の原因を作っているということなのです。

 

ですから、米と豆がないとダメなのです。

 

揚げやお豆腐入りのお味噌汁などは、実に理にかなっているのですね。

 

 

では大豆の輸入がストップされたらどうなりますか?

 

日本の大豆自給率は4%なんです。

 

これが完全にストップされたら、我々日本人はこのリジン不足を起こすわけです。

 

だから民族は少数になっていく。

 

米と麦を比べた場合、米にはリジンはあります。

 

麦にはほとんどないと言っていいくらいです。

 

ですから、米は主食になれるわけで、パンは添え物なのです。

 

海の向こうではパンは副食(※)です。

 

日本はリジンが含まれる米が主食になっていますが、リジンの絶対量が少ないから、豆で補う必要があるということです。

 

 

このリジンを外国に握られているわけです。

 

だから当然日本人はおかしくなって当たり前です。

 

いろんな天変地異とか、気象変動現象が起きたときに、この豆の輸入がストップしてしまう可能性なんて、いくらでもあるわけです。

 

この時にリジン不足からいろんな病気を起こしていくということは考えられていて、寿命が短くなり、やがて4800万人という人口になってしまう。(『食養学入門 15 1-13』参照)

 

そういう意味で、日本民族の基盤を揺るがすような大変な時代になっているということです。

 

日本民族がこのまま継承できるかどうか、という段階になっているのです。

 

(つづく)

 

※主食に対する概念が副食であり、副食はさらに主菜と副菜から構成される(さらに副副菜(副々菜)の概念を加える場合もある)。主食は一般に穀類であり、副食のうち主菜はタンパク質を中心とする料理、副菜はそれ以外の栄養素を補う。

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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