食養学入門 24 2-6

 

さて玄米雑穀にお味噌汁、これで生きていけますが、しかしそれでは心が侘しいですね。

 

そこで一菜を付け加えましょう。

 

「一汁一菜」ということですが、これは比叡山のお坊さんが実行している食事ですね。

 

お坊さんの肉体労働は激しいものですが、疲れません。

 

つまり現代人は食べ過ぎで疲れやすくなっているのです。

 

おなかが減りもしていないのに食べる、退屈だから食べる、付き合いで食べる…、こうしたことが生活習慣病の原因なのです。

 

 

「一汁一菜」は人の食性に合致しています。

 

なぜなら主食というご飯と副食が約6:4という理想比に近いからです。

 

それは歯の構造から分かることなのです。

 

奥歯の穀物をすり潰すだけの臼歯(きゅうし)は全体の62.5%、野菜を引きちぎる前歯は25%、動物性(肉など)を食べる犬歯は12.5%なのです。

 

バランス良く食べるといいますが、この歯の構成にしたがった比率で穀物、野菜、動物性を摂取すること、それがバランスということなのです。

 

決して30数品目を食べることがバランスではないのです。

 

それどころが間違いで、それは食べすぎという過ちをおかすことになるのです。

 

おまけに30数品目そろえるには旬以外のものを食べるということになります。

 

旬を食べるということは、夏には夏の、冬には冬のものを食べることで、身体を夏らしく、冬らしく保つわけですね。

 

つまり、旬のものは季節にふさわしい自律神経の動きを作り出してくれるわけです。

 

例えば、冬にバナナ、きゅうりなどを多食すれば身体を冷やし、冬という環境に不調和を起こします。

 

品目で考えるのではなく、その季節と国内でできるものを主体にして前記の比率で、穀物、野菜、動物性を食べれば良いわけです。

 

 

みなさんはお坊さんではありませんので、一汁二菜をおすすめします。

 

これで主食と副食の比率は5:5となります。

 

少なくともおかずが主食をオーバーしないようにしてください。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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