食養学入門 25 2-7

 

5.ごはんが重要

 

一般的には、ごはんには「太る」といった良くないイメージがあるようで、メインはおかずでごはんは添え物になっているのではないでしょうか。

 

こうした主食と副食の逆転は身体に入るエネルギーバランスの崩れをつくりますので、新陳代謝レベルでおかしくなりますね。

 

穀物をすり潰す臼歯が62.5%であるという事実は、人体を自動車とすれば、入れるガソリンはごはんを多く、つまり「炭水化物というガソリンを多めに入れてくださいね」という取り扱い説明書になっているわけです。

 

脂肪やタンパク質はそれより少なくという意味なのです。

 

現代人は脂肪とタンパク質というガソリンの取りすぎですっかりおかしくなったようです。

 

 

ところで、いくら「ごはん」が良いといっても、実は白米を食べるから「食べすぎ」になってしまうのです。

 

ビタミン、ミネラル、繊維などの栄養素がなくなったカロリーだけの白米は、それを燃やしてエネルギーを取り出すには、たくさんのビタミン、ミネラルを消費します。

 

それをおかずで補給するために、たくさん食べることになります。

 

しかもこれでは最初の100回噛むことも実行できません。

 

 

そこで玄米なのです。

 

玄米を食べれば、玄米の炭水化物を燃やすための栄養素が揃っているのです。

 

したがって、たくさんのおかずを必要としません。

 

玄米が「腹持ちがいい」というのはこのためです。

 

 

さらに繊維が豊富なので、「ウンチ三条件」のひとつである「切れないウンチ」が製造できるのです。

 

大病する人は決まって「崩れていたり」「悪臭」があります。

 

運(ウン)が切れることで大病につながる」のだと覚えておいてください。

 

大病しても「玄米を食べて、運(ウン)がつながる」ようにすれば治るのです。

 

 

玄米にはフィチン酸というものがあって、これが吸収を悪くはするのですが、一方では水銀やさまざまな化学物質とくっついて解毒します。

 

現代食はさまざまな有害な化学物質が混ざっていますから、白米食ではこれらの吸収を防げることができないでしょう。

 

髪の毛の分析をすると日本人は欧米人と比べて桁違いに水銀が多く含まれています。

 

これは水銀を多く残留する魚介類やお米を多く摂取しているためで、白米食が排泄させないからなのです。

 

 

老年になると交感神経が優勢となるために、これらを排出する働きが悪くなりいっそう溜め込みます。

 

ところが玄米の繊維やフィチン酸は消化器官を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)を起こし、副交感神経を優勢にして排毒作用を高めます。

 

最初に梅干し、最初の一口の玄米を100回噛むことなどは老年の人ほど必要なことなのです。

 

交感神経優勢となると便秘、不眠、浅眠、夜間頻尿などに悩まされますが、玄米をよく噛んで食べることで「なんでも出して、ゆったりと安定した」自律神経にしてあげましょう。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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