食養学入門 29 3-2

 

ゝ軻は水滞を引き起こします。

 

アレルギー、アトピーがここ20年で激増しています。

 

東洋医学的には、これは水の滞りがあると見ます。

 

乾燥した地域では余計な水分は皮膚から気化していきます。

 

ところが湿気の多い日本ではそうはいきません。

 

昔、赤ちゃんコンクールなるものが乳業業界主導でありましたが、ミルクを飲んで入賞する赤ちゃんはみんな水太りでした。

 

牛乳は体内の水分を離さないのです。

 

乾燥地では体内の水分が自然になくなるので牛乳も役に立つのでしょうが、湿気の多い日本では逆に過剰な水分が溜まっていきますね。

 

汗腺のよく働く夏は皮膚から牛乳由来の過剰な『異種タンパク質』を出すために湿疹ができますし、冬は出どころを失った『異種タンパク質』が気管支を通して出るために喘息になります。

 

アトピーの人がハワイやヨーロッパに旅行して軽快するわけですね。

 

 

さらに悪いことには牛乳を摂るとパンが好きになります。

 

小麦も寒冷地のものですから、水分の気化を抑制するために葉の裏の気孔が稲と比べて非常に少ないのです。

 

稲は湿気の多い温帯モンスーンに適応していますから、水分を蒸散させる気孔が多いのです。

 

つまり、水はけの良いのが稲で、良くないのが小麦なのです。

 

日本人も当然温帯モンスーンに適応するために、汗腺が欧米人と比べても数も働きも良いのです。

 

しかし、小麦を食べると食べた人の生理条件を変えてしまう。

 

水はけの悪い身体、汗腺の働きが不活発になります。

 

 

さらにパンは多量の塩で焼きます。

 

塩も水分を飛ばして焼くという作業も非常に『陽性』です。

 

過剰な陽性は皮膚を乾燥させるのです。

 

余計に水分の排泄が悪くなります。

 

 

小学校1年生の子で喘息の相談がありましたが、この子は1日になんと牛乳1リットルを飲んでいたのでした。

 

もちろんそれをやめさせただけで喘息症状が数日で軽快したのでした。

 

また、ある湯治場で喘息の女性がおられましたが、彼女もやはり牛乳やヨーグルトを1日1リットル以上も飲んでいたのです。

 

一般的には湯治をすることで汗を流し、良くなるはすなのですが、一方でこんなことをしていては良くなるわけがないのです。

 

現に彼女は少しもよくならないので、この温泉は効かないと思っていたそうです。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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