食養学入門 30 3-3

 

◆峙軻のカルシウムは吸収がよい」ので飲むべきか

 

身体にはホメオスタシス(恒常性機能)があります。

 

血液中にある物質が異常に増加すれば、それらを減らす機能があるのです。

 

牛乳のカルシウムの吸収がよいとすれば、一時的に血中のカルシウム濃度が上がります。

 

それに気付いた脳の中枢は増えたカルシウムを排出させるホルモンを分泌します。

 

そのホルモンは骨からもカルシウムを排出させるのです。

 

これが骨粗鬆(こつそしょう)のひとつの原因です。

 

この溶け出たカルシウムが全部尿中に出ないで血管壁に脂肪とともに停滞すると、動脈硬化や血栓を作りますから怖いです。

 

腎結石や尿管結石も作ります。

 

 

アメリカやデンマークの女性は大腿骨骨折の世界1位と2位ですから、これも牛乳が骨粗鬆の予防になっていない証拠ですね。

 

カルシウムの働きを応援しているのではマグネシウムなのですが、牛乳にはこのマグネシウムが非常に少ないのです。

 

逆に過剰なカルシウムはマグネシウムを追い出してしまい細胞にカルシウム沈着なども引き起こしてしまうのです。

 

 

はっきり言って牛乳が骨粗鬆の予防になるなどという論文は学会でも認められていないのです。

 

では骨粗鬆の本当の原因はなんでしょう。

 

それのひとつには過剰な肉食にあるのです。

 

タンパク質を代謝するのにカルシウムが消耗されているからなのですね。

 

動物性には多くのリンがありますが、リンとカルシウムがくっついて尿中に出ていきます。

 

また、ストレス社会もカルシウムを消耗します。

 

さらには外に出て運動しない習慣はビタミンDが活性しない、歩かないことから負荷が身体にかからない、こうした要因が骨に定着しにくくさせているのです。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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