食養学入門 31 3-4

 

消化管にとって牛乳は招かれざる客

 

牛乳のタンパク質は約4%で、そのうち80%はカゼインです。

 

このタンパク質は非常に接着能力が高いです。

 

ゼロ戦の尾翼をこれでくっつけていたといいますから凄いものです。

 

これを分解するには消化液や微生物に期待するほかありません。

 

ところが完全に分解することができないのです。

 

分解しきれなかったカゼインは異種タンパク質として吸収されアレルギーになったりします。

 

なんと牛のタンパク質が人間の母乳からも検出されています。

 

吸収されなかったものは、他の食べ物をくっつき消化管にべっとりとまといつき宿便になります。

 

 

また、乳糖があります。

 

これを分解するにはラクターゼという酵素が必要です。

 

ところが日本人にはこの酵素がほとんど分泌されていません。

 

そのため醗酵して、ガスなどで腹部に膨張感が起き、大腸が水分を吸収できなくなり下痢をよく起こします。

 

この乳糖は薬にも含まれていて、少量でもときどき下痢をする人がいます。

 

消化管はこういったものを好まないので蠕動運動を活発にします。

 

それが下痢や軟便です。

 

牛乳を飲んで下痢をする人は正常なのです。

 

欧米人はこれらを消化する酵素は日本人より多くあるのですが、それでも欧米人は緩下剤(かんげざい)として牛乳を摂っているのです。

 

肉食の多い習慣ではそうすることで肉の腐敗したものを早く追い出す必要があるからです。

 

また、牛乳は蠕動運動を過剰に促すことで副交感神経の過緊張を起こし、副交感神経型のアレルギーを悪化させます。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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