食養学入門 32 3-5

 

だ己学的に適食か

 

それでも牛乳を飲みたい人は次のことを考えてください。

 

それは、哺乳類には「哺乳期」というものがあるということです。

 

それは何らかの必然的理由があるのです。

 

離乳期を過ぎて乳を飲んでいる哺乳類は人だけです。

 

しかもその乳は「牛の子を牛らしくする」ための性質をもっているものです。

 

それを人の子に飲ませるのですから、このあたりで「怪しい行為」と見なければあなたの感性はもっと怪しいものとなります。

 

 

母乳はある生き物の赤ちゃんにとって、もっともふさわしいものが成分として用意されています。

 

ライオンの母乳はもっともタンパク質が多く、牛の母乳はそれよりは少ないですし、人の母乳はもっとも少ないのです。

 

逆に炭水化物は人の母乳に非常に多く存在しています。

 

理由は、人の赤ちゃんはまだ脳が完成していないからです。

 

つまり未熟で生まれているのが人の子です。

 

脳を感染させるには炭水化物が必要なのです。

 

ほかの動物は脳は基本的に完成しているので、生まれたらすぐに体をつくることが急務です。

 

そのために脳が未完成で生まれる人の子には炭水化物の多い母乳が必要なのです。

 

動物の発達プログラムはそれぞれ違います。

 

そのプログラムの進行にふさわしい材料が提供されないと、そのプロセスに狂いが生じることでしょう。

 

タンパク質の多い牛乳を摂らせていたのでは体をつくるのか脳をつくるのか混乱してしまい、脳が未発達で体だけは大きい人をつくってしまいかねません。

 

 

ところで人の母乳から牛の乳の成分が出ていると言いましたが、その母乳の成分を研究された先生がいらっしゃいます。

 

ある大学の先生ですが、彼によると同じ人の母乳でもカリウムとナトリウムの比が大きく違っているというのです。

 

カリウムが7で、ナトリウムが1、逆に1:7もあるようです。

 

わたしは前者が正常だと思っています。

 

ではどうしてこんなにナトリウムの多い母乳が出ているのでしょうか。

 

それは加工食品やパンの摂りすぎです。

 

食品は加工すればするほどカリウムが流出してしまい相対的にナトリウムが多くなってしまいます。

 

こういう母乳を飲まされる赤ちゃんは辛いものがあるでしょう。

 

炭水化物やカリウムは多いほど甘みを感じますが、こんなにナトリウムが多くてはしょっぱい味がするのではないでしょうか。

 

生まれながらに乾燥肌の子が多いようですが、陽性なナトリウムの過剰はさらにこうした肌の子を多くつくりだすでしょう。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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