食養学入門 35 3-8

 

砂糖は少量でも一時的に血液の粘度を上げ、赤血球がベタベタとくっつき血行を悪くします。

 

赤血球がひとつひとつ離れている状態が「血液サラサラ」なのですが、それは顕微鏡で観察できます。

 

そういう血液の人に小さなチョコレートを食べていただいて、5分後に再び血液を採ってもらい観察したことがあります。

 

なんと、ベタベタとくっついているのです。

 

いつも甘いものを食べている方は常に血行を阻害していると思っておいて間違いありません。

 

手先や抹消の冷えが多い人ほど甘党なのですね。

 

内蔵への局地的な血行不良を起こすと酸素や栄養素が届けられないので器質的な異常へと繋がっていきます。

 

甘いものを食べてしまったときは、対策として三年番茶などタンニンの多いものを後で飲んでおくことです。

 

タンニンは収斂作用(※しゅうれんさよう)があるので、薄くなった粘膜を元に戻してくれます。

 

また水分が入ることで粘度が薄くなり血行はよくなるのです。

 

 

料理に砂糖を使用すると材料に混ざった砂糖が長時間胃の内部で留まり、胃の粘膜を荒らします。

 

まして潰瘍や胃炎をよく起こす人は料理に砂糖を使わないようにしましょう。

 

では味付けはどうするかです。

 

自然の素材の甘みで勝負しましょう。

 

ひじきなどもニンジンとよい醤油を使用することで非常に美味しいのです。

 

しかし、素材が悪くてどうしても甘味が欲しいときは、玄米飴やはとむぎ飴、玄米甘酒、お菓子にはメープルシロップなどを少量使ってください。

 

メープルシロップは多糖類ですから、糖の吸収が穏やかに行われていきます。

 

(つづく)

 

※収斂作用(しゅうれんさよう)とはタンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用。収れん作用を持つ物質には止血、鎮痛、防腐などの効果があり、化粧品や医薬品として用いられる。

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております

 

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