食養学入門 49 6-1

■第6章 健康の要はお腹 お腹なくして存在せず

 

 

1.食物の根と人の腸

 

植物の葉の健康は根が握っています。

 

葉っぱが黄変したり病虫害にやられる原因の多くは根がおかしくなっているのです。

 

以前テレビで桜の木が咲かなくなった番組を見ました。

 

木を切るということになったのですが、ある篤農家(とくのうか)が根を調べようと言い出しました。

 

その時ブルドーザーをその木のそばに近づけるなと注意していましたね。

 

根に重力が加わると、弱るのだそうです。

 

根を掘り返してみると、カビが生えていました。

 

丁寧にそのカビを取り除いてあげると、その桜は生き返ったのです。

 

 

私たちの細胞というのは、木で言えば葉にあたります。

 

そこが病変を起こす遠因は根にあたる「腸」にあるのです。

 

腸がおかしくなると全身によくないことが起きます。

 

 

考えてみれば私たちの根本は根元である腸にあります。

 

こう考えてください。

 

進化的に私たちは元々ミミズのような腸管だけの存在であったと。

 

このミミズのような腸管が「もっと食べたい」と意欲したのです。

 

どこにでも行けるように心臓などの循環組織と足を、そしてエサを口に能率よく運ぶために手を作りました。

 

腸管が脳も含むすべての形と機能を発明したのではないでしょうか。

 

腸管は私たちの根元です。

 

ですから腹部には脳に次ぐ大変な数の神経の束が用意されています。

 

ここが元気な人のことを「腹が据わっている」といい、ルール違反のエサ集めをする人のことを「腹黒い」と言うのです。

 

 

お腹の具合が悪いと心身はダウンしていきます。

 

お腹は直接外環境(食べ物)と接していますので、菌やウイルスなどが入り込まないように大きなリンパ組織もあります。

 

腸の細胞は2,3日で入れ替わるのも、吸収力を弱らせないためなのです。

 

(つづく)

 

※この記事はBL研究所 所長 冨田哲秀著『食養学入門(2004年)』より抜粋しております。

 

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